レッドライト療法について
1.レッドライト療法とは
専用の機器を用いて、ご自宅で1回につき3分間、1日2回、週5日間、赤色光を目に当てて行う近視進行抑制治療です。すでに30カ国以上で医療機器として認可され、世界中で15万人を超える小児が利用しています。
2.レッドライト療法に使用する機器について
オーストラリアのEyerising International社製のEyerising(アイライジング)近視治療用機器を用います。眼底に650nmの赤色光を照射することで 眼底の血流を促進し代謝をあげることで、眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制するといわれています。
※本デバイスは自宅でインターネットに接続して使用しますので、Wifi環境が必要です。
※日本では未承認の医療機器です。
デバイスの使用法については下記動画をご覧ください。
https://www.eyelens.jp/media/eyerising/eyerising-guide-device.mp4
3.レッドライト療法の効果
治療スケジュールを75%以上守れた場合には、近視度数の進行を87.7%、眼軸長の伸長を76.8%抑制できたことが報告されています。これは既存の治療においては、単独で最も優れた抑制効果といえます。
Jiang Y et al.Ophthalmology. 2022 ;129(5):509-519.
4.レッドライト療法の適応
3歳(目を開けて自分で光を見ることができる)以上の軽度近視~強度近視
5. レッドライト療法ができない方
- 斜視がある
- どちらかの目に視機能異常や疾患が認められる
未熟児網膜症、網膜剥離、若年性黄斑変性症、網膜芽細胞腫、小児ぶどう膜炎など
- 遺伝性網脈絡膜疾患の家族歴がある
- 瞳孔拡大がある
※アトロピン、シクロペントラート、トロピカミドといった瞳孔散大を起こす薬剤を投与した後(リジュセアやマイオピンを含む)は本治療の2週間以上前に中止する必要があります)
6.レッドライト療法の副作用
治療後に一時的なまぶしさ、閃光盲、残像を引き起こすことがあり、治療後3分間程度目を閉じて休ませることをおすすめします。
稀ですが、本治療によって網膜障害と視力低下をきたした症例の報告があります。いずれも中止により回復していますが、本治療中には定期検診をうけるとともに、過敏症、眼刺激、眼熱傷などの不快感、まぶしさ、閃光盲、残像などの症状が5分を超えて続くことが3回以上あった場合には、本治療を中止しすみやかに診察を受ける必要があります。
7.レッドライト療法の通院スケジュール
適応検査 → デバイス貸与・説明 → 治療開始後1,3,6,9,12か月の検診 → 2年目以降は6か月ごとの検診
8.レッドライト療法の費用
初年度検査費用(デバイス貸与含む) 税込165,000円
2年目以降 年間検査費用 税込22,000円
メーカーサブスクリプション料金
| 1か月無償プラン(45日間) | 無償 |
| 毎月払い | 税込8,250円 |
| 1年間一括払い | 税込89,100円(10%割引) |
| 2年間一括払い | 税込158,400円(20%割引) |
よくある質問
Q1.レッドライト療法は保険適応ですか?
A.自由診療となり、公的医療保険の対象外です。検査を含め、全額自己負担となります。
Q2.レッドライト療法はいつまで続けますか?
A. 近視の原因となる眼軸長の伸長は、20歳頃まで続きます。治療を開始した年齢、近視の進行状況などにもよりますが、10代後半までは継続されることをおすすめします。
Q3.デバイスの保証はありますか?
A. デバイスの所有権は医院にあり患者様に貸与しています。デバイスの耐用年数、保証期間は製造から5年間です。耐用年数経過後も治療継する場合は、新しいデバイスに無償で交換します。保証期間中に正しい方法で使用したにもかかわらず、製品の故障が発生した場合は、保証が受けられます。
以下の事由により故障が発生した場合の修理は保証の対象外となり実費で購入いただく必要があります。
・損傷、落下、機械的な損傷、水の浸入など、偶発的な要因や人的な要因などによる故障
・不可抗力(落雷、地震、火災、その他の天災)による損害
デバイスに貼付されたステッカーが取り除かれたり、拭き取られたり、こすり取られたり等、変更されている場合も保証の対象外となります。
